日赤病院での髄膜炎検査

髄液を取ったコト・・・ありますか??

盲腸とかで受ける下半身麻酔と同じように、腰を丸くして横向きに寝て
背骨の間に 針を刺すのですが〜

髄液を取る時は、その注射器がカラです。
髄液を抜き取るのです。
神経がイッパイ集まってる横に、うま〜く注射器に繋いだチューブをスルスル〜っと
入れていくのです。


今の私を知ってらっしゃる方は、信じ難いと思いますが。。。
私、骨盤が小さいのです。  で、必然的に、背骨も細いらしく・・・

次男を産んで一年後。
乳腺線維線腫の手術を受け、間もなく、無菌性髄膜炎をやりました。


長男の幼稚園の夏休み初日。
お泊り保育の日・・・長男のお友達のお母さんから電話があり、
夕方6時に長男を幼稚園に入れる…「一緒に行こう〜^^」と。
お昼くらいの電話だったと思う。

6時より全然前に、そのお母さんが家に来てくれる。。
「声が変だったから、様子を見に来た」と。
頭が割れそうに痛い。
そっと寝かせておいて欲しい。
正直そう思うほど、頭が痛かった。
「6時前には治すから〜」なんて、声には出さなかったけど。。。
でも、そのお母さん・・・「無理だから!!6時には、私が○○ちゃんも連れて行くから」って。
そして、退屈している娘まで連れて行ってしまった。
実家に電話をして、次男の様子を頼んだ。。
そのまま意識がなくなっていたような〜

夜になってた。
娘を連れてってくれたお友達のお母さん・・・ではなく
お父さんが来た。
「なんなの???」と思ってる間に・・・
私を家から連れ出す。
車に乗せられてしまった。
また寝てた。
気付いたら、日赤病院の駐車場。
入り口から遠くにしか止められなかったようで〜
抱きかかえられながら、ひたすら歩いた、歩いた。
救急外来に入ったら、そこで私は床に寝てしまった。
お父さんは、受付をしていてくれてたみたい。。
看護婦さんとお友達のお父さんが、長椅子に私をうつしてくれていたような〜


髄膜炎の疑いだとか。
で、髄液の検査。
その時の医者(研修医2年目)は、私の背骨が細いから〜と、
「時間はかかるけど、小児用の針でやりますね」と言っていた。。。
検査が終わったら、そのまま入院になった。

その日は、娘の誕生日だった。
お友達のお母さんが覚えていてくれたそうで、
「急だったから、準備がなかったから。
ヨーグルトに缶詰のみかんで飾り付けをして、ローソク立てて
一応、お祝いしておいたよ^^」って。


一本の電話で気付いてくれたお友達のお母さん。
他所の女房を抱きかかえて病院に運んでくれたお友達のお父さん。。
感謝です。

その入院を聞きつけた長男の同じクラスの子供のお母さん・・・
知らない人を病室に連れてきて、
寝ている私の頭の上に、手をかざしていた。
何時間も『教え』を語っていた。
帰りに、75000円のお金を請求された。
シンジシュウメイカイ って言ってたっけ。
それを最初に、リッショウコウセイカイやらテンリキョウやら、
いっぱい私にはやってきた。
コウフクノカガク、エホバ、アサオキカイ、ソウカガッカイ。。。
病気になると、聞いたコトもない新興宗教が
ワンさと寄ってくるから、ちょっと情報通にもなれたりする(?)

病人の匂いを嗅ぎ付けて
そこに集まってくるのは、新興宗教と健康食品販売員。
人の弱みに浸け込んで・・・

「藁にもすがりたい!とは聞くけれど〜
藁には絶対、?まっちゃいけません!!」

無防備で手かざしされた時に75000円も取られたコトが痛かったから、
それ以降は、お金がかかるモノを受け付けるコトはなかったけど〜
退院後、近くの神社にお願いして、家にお払いに来てもらったっけ。
それでも、正当な神社だったから納得できるけど、
3万円強払ったような記憶があります。

・・・と、話を戻して、
点滴を打ち続け、5日ほどすると、また、髄液の検査をするのだとか。
なんか、嫌な感じの医者だった。
違う研修医2年目の医者と、年配の医者が入ってきた。
年配の医者は、その研修医に媚を売っている。
なんか、異様な空気。

その研修医・・・慎重さなど微塵もなく
骨に針をさすと一気に管を押し込んだ。
ギャーッ!!
凄い激痛。指先にまで、激痛が走りジンジン焼けるよう。
なのに、
年配の医者がすかさず、「お見事! 手際いいですねぇ〜」とオベンチャラ。
私の「あのぉ 痛いんですけど・・・」の声もむなし。。。

2時間の安静の時間が済んでも、痛みは治まらなかった。
夜、翌日と、看護婦さんに伝えると、
神経内科の医者が来た。
安定剤が処方され、病室にポータブルトイレが持ち込まれた。
「腰が痛くて立てない」・・・で、神経内科の患者になった。

もう一度、髄液の検査があり(その時は、小児用に針だった)、
CRPも正常値に下がり、
トイレくらいまでは歩けるようになって、退院になった。
家政婦協会に電話をして、一日2時間・4時間で来てくれる家政婦さんを
お願いした。
まったく家事をできなかった。
家政婦さんは面白いオバチャンで、娘ととっても仲良くなってくれてた。
要領のヨイ家政婦さんで、2時間の中でお買い物に行くのではなく
2日目からは、ウチに来る途中でお買い物を済ませてきてくれた。


外来で神経内科に通っていました。
何度も「あの研修医の髄液検査・・・」と言っても、誰も取り合ってくれませんでした。


後で聞いたこと…その研修医は何処かの偉い医者の息子だそう


夏休みの終わり頃には、ビシッと走る痛みも薄れてきて、
家事もできるようになったから、
もう、その研修医のコトは口にしないようにしました。


今になってみれば、想像でしかないけれど、
あのヘッポコ研修医の父親は、医師会とか日赤の偉い医者だったのだろうなぁ〜と。
研修医になり、あんな風に、指導もしてもらえないと…
あの後、どんな医者になっているのか!!って、ゾッとします。

私の場合、多分、神経をコスッただけで、キズ程度だったのだと思う。
だから、1ヶ月くらいで、元に戻るコトができたけれど・・・