『玄米』を語ります


栄養学でも掲示板でも、私は『玄米菜食』をヨク言っていません。
きちんと その理由を書きますね。


先ず、胚芽のトコロに農薬が貯まります。
これは、小学生でも判るコトですよね。
理由は省略します。
『無農薬』表示についてはキャリ〜オ〜バ〜をご覧下さい。


で、一番、私が拘っている事は
カルシウム補給と、貧血なのです。
つまり・・・「ミネラル不足をつくる」と言う・・・人間にとって
とても危険なコトなのです。

こうやって、栄養の勉強をしてきて・・・
私は、イロイロなやり方の本を読み
そして、実践している人に多く会ってきました。

『玄米菜食』の方に・・・色が黒く老けてらっしゃる方が多いコトが
とても不思議でした。
そして、覇気がない。
玄米菜食の子供達だって、
チンと座って、おとなしいのです。
おとなしいけれど
とても、頑固です。(大人も)
玄米菜食を続けると、神経伝達物質のプラスのギャバが不足します。
つまり、『やる気』が起きなくなります。
(この精神構成を巧く利用したのが、オウム信者達への洗脳だったこと。。
みなさん・・・記憶にありますよね。)

それで、いろいろ調べました。
昔の日本人だって
お米をついて、胚芽は落としていました。
今の白米ほど、綺麗に落とせないにしても
玄米を、そのまま食べていたわけではありません。
胚芽を落として野菜を漬け込む・・・『糠漬け』は、日本の古い文化です。
糠は、そのまま食べるモノではないのです。

実際、私も、玄米を食べていた時期があります。
抗がん剤をやっていた頃の終わりの方です。
勧めてくれた人が居ました。
ヨク調べもしないで、「癌が治る」なんて言葉に引っかかりました。
で、
貧血が顕著になってしまいました。
生理の時・・・
どんなにフル装備にしても
病院で1時間も待っている間に
スカートまで汚してしまう。。
立っていたら、血が脚を伝って流れてくる。。。
何故だろう???

予断ですが。。
癌になった当初。。
玄米菜食を推進されている方の講演を聞きに行きました。
立派に語ってらっしゃいました。
今も、その団体は健在です。
で・・・
講演が終わって、ランチ・・・
同じお店だったのです。
で、
生食を勧めてらっしゃる方が!!
ステーキを食べてらっしゃったのです。
玄米菜食を語って、ステーキですよぉぉぉ
「オウムの麻原や幹部達だけが、お肉も蟹も食べていた」こと・・・
ニュースでも言うくらい事件でしたよね。
(信者達は、玄米菜食でしたよね)
私にとっては、
この玄米菜食を勧めてらっしゃる方がステーキを食べていらっしゃったコトが
何よりの事件でした。
「ステーキ食べてイイんですか??」とお尋ねしたら
「僕は病人じゃないからね。一線で仕事をしているからね」
と、堂々とおっしゃってました。

そう言えば・・・
Dr.牧瀬さんも、ベジタリアンを勧めてらっしゃるけど
ご自分は「実行できていない」と公言されてますよね。

・・・と、話を戻して
『フィチン酸』です。
別名『イノシトール6リン酸(IP6)』
胚芽のトコロに、フィチン酸がイッパイあるのです。
雀は、お米をつついても、この胚芽は食べません。
多く食べると「死んでしまう」コトを知っているからです。

毒素や脂肪の多い体に、一時期的に玄米菜食をやること。。。
一時期的  ってのはイイです。
だから、
「アトピーが治った」
とか
「○○が治った」
とか
勘違いして、広まっているのでしょう。
でも
長く続けると・・・
体の中の毒素ではなく
体に必要な『ミネラル』と強力に結合して排泄してしまうのです。
だから、
玄米の人は、「短命だ」とも言われます。
確かに
玄米菜食の人に、若々しく血色のイイ人は・・・私は見たことがありません。

この『フィチン酸』
強力な排泄作用を持つ物質です。
玄米自体が、白米より多くカルシウムを含んでいると言っても
人が食べて、吸収されなければ意味がありません。
フィチン酸が、結合する相手は
鉄・カルシウムを始めとするミネラルなのです。
だから
玄米を食べて
あとを、菜食だけにしてしまうと・・・
魚介類を食べずに、鉄・カルシウム等を多く含む野菜。。。???
難しいですよね。
大量に色の濃い海藻ですかね。
丼イッパイのヒジキ。
玄米菜食の人達の集まりに行って
「丼いっぱいのヒジキを食べよう〜」なんて
聞いたコトがありません。

フィチン酸が、鉄・カルシウム等のミネラルと結合すると
フィチン酸塩となり、
水に溶けない為、腸からの吸収が阻害されるのです。
体に入れたフィチン酸以上の鉄・カルシウム・マグネシウム等。。ミネラルを補給しないと
ミネラル欠乏の体を作ってしまうのです。

で、玄米を食べながら、菜食主義・・・これが『玄米菜食』ですよね。
私は、玄米を食べるなら
メザシは、必須!!だと思うのです。

ここで、補足しますね。
『発芽玄米』
発芽玄米は、
このフィチン酸を、発芽の過程の脱リン酵素の働きによって
リンとイノシトールに分解するそうです。
なので、玄米そのままを食べるほど、危険はないと思います。


ま、なんにしても「過ぎたるは及ばざるが如し」
愚者は経験から学ぶ。
賢者は歴史から学ぶ。
大河ドラマを見ても、綺麗な白米ではないにしもて
カタクチイワシ(?)も食べていますよねぇ〜


あっ
インドでは(世界中には、いくつかの国で)、
まったく動物性のモノを食べないトコロが確かにあります。
で、
インドを例に上げれば、
豆類をふんだんに食べてます。
それに
『土地』が違いますよね。
日本は、二期作・二毛作と土地を働かせ過ぎました。
化学肥料を使って。
その為に
数は作れても、農作物から栄養が落ちきってしまいました。
少なくなってしまった栄養素のみならず、
まったく摂れなくなってしまった栄養素も出てきてしまっているのです。
昔(昭和26〜7年)は、りんごからでも
鉄分が摂れたのですが、今はゼロです。
(日本科学技術省・発表)

よろしかったら〜まわりの玄米菜食の人を観察してみて下さい。

夏子の栄養学 

ウチのご飯
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