次男の薬物アレルギー


私が産んだ子は三人とも酷いアレルギーだったのですが。。。
次男は、セフェム系の薬物アレルギー

産まれた時から、体中の粘膜が爛れていて・・・
新生児の時から、朝、目を開けるのが大変。。
涙腺の涙膿が爛れているらしく、目ヤニが異常に多く、
朝、目が覚めると目ヤニを取って、目を開けてあげることから一日が始まる状態。


風邪をひくと・・・腸が爛れているから、すぐに血便。
まだ、生後半年の赤ちゃんが、お腹が痛くて、ころげまわって痛がって泣いている。。
産まれたのが、日赤病院。
生後すぐ、一番に使われる抗生剤=セフェムにアレルギーがあることをみつけてもらえました。

体調が戻ってから、血液検査をすると、アレルギー反応は出ないらしく・・・
セフェムの『灰色アレルギー』などと医師達は表現していました。


そんな次男を連れて・・・名古屋から田舎に引っ越して・・・
普段は、次男の病院だけは、県外の名古屋・日赤まで通っていたのですが・・・
保育園の運動会の夜・・・旗を持って家の中で走り回っていて、
ふざけて、旗の棒の方を口に入れて・・・喉を棒で突いてしまいました。

大声で泣き・・・泣き疲れて寝てしまいました。


翌朝、シシャモを食べれたのだから。。。辞めておけばよかった。。。
国立病院から独立して、近くで開業している耳鼻科があったので
(長男がアレルギー性鼻炎で通っていた医院です)

「念の為」と思って、連れていってしまいました。

次男の診察前の問診で、「セフェムの灰色アレルギー」と書いたコト・・・
その開業医に「灰色アレルギーってそんな言葉、誰が言ったのぉ??」と鼻で笑われてしまいました。
日赤病院での、経緯をきちんと説明しました。が。。

処方箋を持って、院外薬局へ。
そこでも、きちんと、薬のアレルギーの欄には、
「セフェム系の薬物アレルギー。目薬でもダメ」と書いたのですが。。。


午前中いっぱいかかって・・・お昼ご飯の後から、薬を飲ませました。
1時間もすると・・・ぐったりと寝入ってしまったのですが、

まだ、その頃は、お昼寝をするコトもあり、不思議には思わず。。。
夜の、親子丼が、喉を通らなくなっていました。
それでも、薬を飲ませてしまい・・・

翌朝は、起き上がることもできなくなっていました。
一日、寝ていて・・・
翌日、まだ、起きられないので、
その耳鼻科に連れていって・・・「まさか、セフェムじゃないですよね?」と
出された薬を確認すると、
「じゃあ、どうするの? ペニシリンでも飲ませる?!」と医師は怒ってしまい、

血液検査をすると「肝臓の数値が上がっているから」点滴を打たれたのですが。。。
(結局、その点滴にセフェムを入れられました)

夜は、トイレも歩いていくことができず、
目も落ち窪んで、足も、3日で、一回り細くなってしまっていました。
次の朝は、体中に疱疹が出ていて・・・
「お母ちゃん、アシがすっぱいぃぃ」と。


お兄ちゃん・お姉ちゃんに「スッパイって、どういうコトだろ?」と聞くと、
次男は、ファンタなどの炭酸を飲むと「スッパイ」と言っていたそう。。
シュワーッとする感じの時に使う言葉・・・つまり足が痺れてきているの。。。???
もう、意識も薄れてきているようでした。
このまま、耳鼻科の医師にかかっていては「殺される!!」と思いました。

病院を変える決心をして、
耳鼻科の近くの院外薬局に電話をかけると休み。
チェーン店になっている駅の方の薬局かけて
「オンラインになっているなら薬を調べて頂きたいのですが・・・」と
次男の容態を説明し始めたところ・・・
電話先の男の人が「ごめんなさい。オンラインになっていません」と。
そして
「もしかして、○○○君ですか?」と次男の名前を口にしてくれた。
「オンラインになっていませんけど、○○○君の薬は覚えています。
セフェムアレルギーがあるのですよね?
問診表にセフェムのアレルギーと書かれてあったのに、セフェムの薬が処方されていたので、
医院の方には確認したのです。間違いなくセフェムの薬を出しました」と。
そして、薬の名前を全て教えてくれました。

アリガトウゴザイマス。。
(でも。。。院外処方って・・・何の為に院外にしたんだっけ〜??と考えつつ。。。イミナイジャン)

そのメモを持って、総合病院の小児科医の居る小児科へ連れて行きました。
(私の住んでいる市には小児科専門の医師は3人しか居ません。小児科はもっとありますが・・・)
日曜日、夜、喉をついてからの4日間の流れを説明し、
薬局の人に確認したメモを見ながら、飲まされていた薬も告げました。
すぐ、血液検査をしてくれて・・・
劇症肝炎と、白血球が12500。CRPもとんでもない数値まで上がっていたように記憶しています。
小児科の医師の言葉は・・・
「普通は、薬物アレルギーが疑われる場合は、血液を取って
アレルギー検査をしてから、薬を投与します。
○○○君の体を使って、アレルギー検査をされましたね。
私は、これで、死んだ人を3人、見ています」と。
そして
「とにかく、体中の薬を抜きましょう」と。
一晩は、一切の薬を辞めてみて、次の日の血液検査で治療法を決めるとのこと。

「容態が変わったら、いつでも来て下さい」と家に帰され〜
家に帰って・・・「このまま、死んでしまうの。。。???」と、背筋が凍るほどの恐怖感が襲ってきました。

考えてみたら、月曜の朝ご飯以降、ろくに、モノを食べれていないことに気付き・・・
プロテイン他、いろいろ粒のサプリメント(B群を多く)を潰して、全部、牛乳に混ぜて飲ましてみました。
ゴクゴク、勢いヨク飲んでくれ・・・「もっと〜」と。
次男が寝ている横で、牛乳にプロテインを入れ、コップの中で混ぜている最中に
まだ、プロテインもダマになっているのに・・・
横から、取り上げるようにコップを掴んで2杯目も飲み干してしまいました。
そのまま、熟睡して・・・

翌朝、疱疹が消えていました。
血液検査の状態も、かなり良いらしく・・・(一気に8000代に下がっていたと思います)
なんとかマイシンという、違う抗生剤を使うとか。。。
「骨・歯が、黒くなるかもしれませんが」との薬の説明もしてくれたのですが。。。

何故か、もう、薬を飲ませる勇気もなく、
だからと言って、医師に抗う気にもなれず・・・
薬は受け取ったものの・・・
「サプリでいってみようかな??」
「ダメそうなら、それから薬を飲ませよう」と思いました。
都合のイイことに、いつもは嫌いなプロテインを何故かガブガブ飲んでくれたし〜

夜、お兄ちゃん・お姉ちゃんがご飯を食べている時に目が覚め・・・
次男の分は、雑炊を作ってあったのに、それには目もくれず、
お兄ちゃん・お姉ちゃんの豚カツ&ほうれん草のおひたしを口イッパイに放り込んでいました。
普段なら、怒る筈の上二人も、弟の元気な食べっぷりが嬉しかったのか。。。
二人とも、進んで、自分の豚カツを次男に提供していました。

そのまま土日を過ごし、月曜日・・・
小児科での診察は、OK。
もう心配ないとのこと。。。♪♪vv

悪夢のような一週間でした。

でも、今でも思い出すと・・・
「シシャモを食べれたんだから〜病院なんかに連れて行かなければ良かった!!」です。

一体、あの耳鼻科医は、何をしたかったのでしょうか?
『灰色アレルギー』と言う言葉に、アレルギー反応でも起こしたのでしょうか?
本当に怖い一週間でした。



後談
その耳鼻科医院は、名前を変えて、今も存続しています。