テレビドラマをみていて・・・

朝ご飯、何食べてますか?
『トーストとコーヒー』・・・って方、多いですよね。
ご飯とお味噌汁?? 具は??
『菓子パンとジュース』って子供も多いですよね。

お昼は? マック?? ケンタ?? ラーメン&ライス??

夜は?レトルト・カレー?? コンビニ弁当??

そうそう。手作り弁当なのに・・・
レンジでチンチン食品オンパレードってのもありますよね。
それでも手作り弁当って呼んでますよね。


一度、食品成分表を見て、どれだけの栄養素が摂れているのか?
見てみた方がいいです。
・・・と、この食品成分表ですが、今は『五訂』、1997年初版です。
その前、5年程の食材を調べてまとめたものです。
つまり、中身は、15年も前の食材の資料です。

そして項目は。。。下記になってます。

 廃棄量
 エネルギー
 水分
 タンパク質
 脂質
 炭水化物
 灰分
 無機質   ナトリウム
 カリウム
 カルシウム
 マグネシウム
 リン
 鉄 
 亜鉛
 銅
 ビタミン   A  レチノール
 カロテン
 レチノール当量
  D
  E
  K
  B1
  B2
  ナイアシン  
  B6   
  B12
  葉酸
  パントテン酸
  C
 脂肪酸   飽和
  不飽和  一価
 多価
 コレステロール
 食物繊維  水溶性
 不溶性
 総量
 食塩相当量

                          (科学技術庁資源調査会編・五訂日本食品標準成分表 準拠)

つまり、これが、人に必要な栄養素と言うことでしょうか???
『無機質』って。。。(^^ゞ  いつの時代??  ミネラルとは呼び変えないのでしょうか??
ペット・フードの表示は全て『ミネラル』です。まぁ、呼び方はどうでもいいとして。

広辞苑で『無機質』を調べてみると・・・
「栄養素としての無機物。生体の成長・維持に不可欠の元素、また、それらの塩」と書かれています。
『ミネラル』を調べてみると・・・
栄養素として生理作用に必要な無機物の称。ふつう無機塩類の形で摂取される。カルシウム・鉄・亜鉛・コバルト・マンガ
ンの類」と、書いてあります。

ふむふむ。。。広辞苑の方が判っていますね。生体の成長・維持に不可欠と書いてあります。家の犬のドッグ・フードには
『コバルト』『ヨウ素』も入っています。人間は、自分の体で作れるのでしょうか?? 
ビタミンも、ドッグ・フードには『コリン』『ビオチン』も入っています。人間とモルモットって、自分の体でビタミンを生成できない
動物ですよね?? なのに、犬より劣った捉え方で良いのかしら???不安になるのは、私だけ??

そして、犬だけに限らず、ペット・フード全般に(ウサギでもハムスターもです)『オリゴ糖』『グルコン酸』『シャンピニオン
が入っています。(グルコン酸=ブドウ糖を醗酵させたモノ)(シャンピニオン=マッシュ・ルームから抽出したビフィズス菌を
増やすモノ)こうやってペット用には、糞を臭わさない為に、腸の環境を整えるモノが入っています。便秘の人や、ウンコが
臭い人・・・ペット・フードを食べたら治るような気がしてきますねぇ。もっと他にも必要なビタミン・ミネラル(無機質)・・・ありそ
うですよね。

広辞苑で『ビタミン』を調べてみると・・・
vitaとはラテン語の「生命」の意なのですって。それにamineを加えた語です。(フンク命名)
広辞苑には、ビタミン『H』『L』『P』があるとか書いてありますが。。。(食品成分表には表示されていません)

私は、もうひとつ『タンパク質』の表示も、もう少し、成長を見せて欲しいと願っています。
例えば・・・必須アミノ酸って言葉、ご存知ですよね。8つあります。

ロイシン 体 質
イソロイシン アレルギー
メチオニン 肝 臓
スレオニン 肌・くすみ
フェニールアラニン⇒チロシン 知能・脳
バリン 若 さ
リジン
トリプトファン 精神

以上が、必須アミノ酸と、それぞれの主な働きです。
アミノ酸は、タンパク質が分解されモノです。(タンパク質を組成するもの)
人間は、この8つを口から摂らないと、自分の体では作れません。だから『必須』です。
(赤ちゃんは、これに『ヒスチジン(His)』が必要です)
以上の必須が入って、ビタミン・ミネラルを使って、体に必要な20種類のアミノ酸になります。
(ちなみに、大豆は『メチオニン』が少ないです)

このアミノ酸のバランスで、点数が付けられたものが『アミノ酸スコア』とか『プロテインスコア』と呼ばれるモノです。
(プロテイン・スコアは、必須アミノ酸の含有量の最低値のモノで表示されますから、アミノ酸スコアより低く出ます)

これを踏まえて、必須アミノ酸の含有量も表示すればイイのになぁ〜と考えています。

そして、タンパク質・プロテインと聞くと、多くの方が『筋肉』や『脂肪燃焼』を想像されるのですが・・・
アミノ酸の其々の働きを書いておきますね。(プロテインはタンパク質のこと)

体力・筋力 バリン(Val)ロイシン(Leu)
イソロイシン(Ile)、アルギニン(Arg)
疲労 リジン(Lys)、シスチン(Cys)、
アルギニン(Arg)、アスパラギン酸(Asp)
免疫力 アルギニン(Arg)、グルタミン(Glu)、
リジン(Lys)
脳の働き グルタミン(Glu)、トリプトファン(Trp)
グルタミン酸(Glu)
神経機能 イソロイシン(Ile)、チロシン(Tyr)、
トリプトファン(Trp)
体脂肪 グルタミン(Glu)、リジン(Lys)、プロリン(Pro)、
アラニン(Ala)、アルギニン(Arg)
肌・コラーゲン ヒドロキシプロリン(Hypro)、プロリン(Pro)

カロリーばかりに気を取られていると、大変になってしまいそう〜と、私は思っています。

タンパク質の量の目安として・・・
卵1個でほぼ6gのタンパク質が摂れます。成人では、体重のキロを取った(s⇒g)量が必要だそうです。(成長期は、この2倍)

卵のコレステロール説は昭和2年にソ連のお医者様がウサギに卵を食べさせた実験結果だそうです。ウサギは草食動物なのに
!!ですって。
だから、ヨーロッパでは、10年後に、否定されているそうです。「実験自体が間違っていた!」と。
そしてコレステロールには、善玉・悪玉がありますが、卵のコレステロールは善玉なのです。

卵と、しじみは、アミノ酸スコア・プロテインスコア共に、100点です。
『納豆+卵黄』も100点で、しかも植物性・動物性のタンパク質が同時に摂れるから理想の食べ物です。

勿論、我が家は、市販のプロテインも使っています。

そうそう。。朝鮮人参・・・紅人参とか呼ばれるモノ(白人参には無い薬効だとか)には、個々の体のアミノ酸が不足しているトコロ
へ、不足しているアミノ酸を送り込む働きがあるのだとか。。。だから、水戸黄門では、娘が身を売ってまで「寝込んでるおとっつぁ
んに人参を買う」と、重宝に扱ったのでしょうね。

フツーにしている食事・・・自分が自分の口に入れているもの・・・見直してみませんか?
                                                                         

夏子の栄養学